RequaL≡ 2022 S/S Collectionをロンドンファッションウィークで発表
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RequaL≡ 2022 S/S Collectionをロンドンファッションウィークで発表


デザイナー土居哲也が手がけるRequaL≡(リコール)が2022年春夏コレクションをロンドンファッションウィークの公式デジタルプラットフォームで発表しました。コレクションテーマは “ Reiss take “ 


“ Reiss take “ = Re Miss take 間違える事の再構築


デザイナーは「間違えてしまった」という人間ならではの有りがちな瞬間を、意図的に服で再現する事で間違えが許されない環境に疑問を投じた。


「間違えも含めて美しい。そして、愛おしくもその人である」と思ってもらえる、価値観を提唱。

具体的な人間像と服へのアプローチでは、注意の欠陥によって起こりうる逸脱したディテールやシェイプによる劣化・退廃、脱構築と再構築の繰り返し等の記号を用いて男性像の提案と共にファッションデザインへと昇華する。


ポロシャツのロゴ部分につれたようなシワ加工を施したり、パーカーのように見えるニットにはアメカジで馴染みあるロゴをサンプリング、リミックス。ありえないほどほつれたニットベスト。デニムで作られたテーラードで、カジュアルとフォーマルを融合する。ワークウェアは解体されて、体に沿うようなシェイプに再構築され、ワークウェアの定義をも組み替えている。ジャケットドレスと名付けられたアイテムは不用品となった多くのジャケットを解体し、手仕事で一つのアイテムに仕立てられている。ボリューム感あるジャケット、コート類は男性服としての提案であるが、性別を超えたエレガントさを醸し出している。

既存のジャケット、ベスト、シャツ、コート、パンツの構造を徹底的に見つめ直すことで、今まで見たことのない新たなシェイプを生み出す、デザイナーの野心的なコレクションとなっている。





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