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TENDER PERSON 2023年秋冬コレクション


TENDER PERSONが2023年秋冬コレクションを発表。

タイトルは”Dreaming of me"


デザイナー ヤシゲユウト、ビアンカはこのランウェイに辿り着くまでの過程を悪夢の様だったと語ります。緊張、抑圧、葛藤の連続は彼らを創作意欲さえなくなる極限状態に陥らせます。しかし、その悪夢に向き合うことで新たな世界を切り開くことこそ、彼らのデザインの強さの根源とも言えるでしょう。


ヤシゲユウトは風景を想像し、ビアンカがそこに彩りを加える。 彼らには固有の距離感があり、世界を複雑に観るヤシゲと実直に手を動かすビアンカのやり取りは、 ブランドのコアである相反する感情の交差を示しており、まるで複雑に絡まった糸を解くような作業です。


ヤシゲは喪失感や白昼夢、記憶の片隅に眠る音を頼りに想像の世界を膨らませます。 ベルベット地やテーラーリングと向き合い、 昨季も使用した武骨なプロテクターはより一層洗練させたディテールによって組み合わせることで、服が自分自身の精神を守ってくれる存在であることを表しています。


他方ビアンカは、冷たい肌感覚から離れ、温かい原風景を振り返りました。生きるための活力を感じさせる赤と憧れや空想を想起させるラメを織り交ぜたスカラップは、幼い頃の記憶にある祖母や母の手作リの服や自身が見様見真似て作ったリメークを着想に。メキシコの映画監督、ギレルモ・デル・トロが描く架空の登場人物の気味の悪い肌質、歴史書の絵画、ヴィンテージポスターのグラフィックのコラージュは、潜在的なレトロ志向なマインドと結び付いています。


2人のデザイナーが異なる精神性やカルチャーを持ち寄ることで生まれる共鳴や不協和音のようなスタイルが組み合わさることで、他のストリートブランドとは一線を画すストリートモード、モードストリートスタイルが生み出されています。


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