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FETICOが初のランウェイショーで2023年春夏コレクションを発表


FETICO(フェティコ)は2023年春夏コレクションをRakuten Fashion Week TOKYOで発表しました。

初のランウェイショーとなった今回のコレクションテーマは“Admire Your Own Body”


デザイナー⾈⼭瑛美は、1970年代に作家や⼥優として活動した鈴⽊いづみから着想を得て今回のコレクションを制作。⾃由で開放的な⽂化が花開いた時代に、⾳楽や酒、セックス、薬物に溢れた過激な⽣活を送り、⼩説執筆にも情熱を注いだ鈴⽊いづみ。写真家・荒⽊経惟との協業で、⾃らのヌードを含む写真集を出版したことでも知られています。36歳の若さで⾃ら命を絶ち、没後36年が経った今⽇も彼⼥の作品は、多くの⽂筆家やアーティストに影響を与えています。


デザイナーは「鈴⽊いづみの写真にはリアルな⼥性の曲線美が表れていて、彼⼥がその美し

さを⾒せつけている姿に⾃⼰愛を感じた。挑発的だけど繊細さもあり、ダークだけどピュアな雰囲気のあるギャップも魅⼒的」といいます。


今季はフェティコが⼤切にしてきた“⼥性の造形美”を讃え、個々が持つ美しさを引き出すウェアを提案。


コレクションは、鈴⽊いづみが⽣きた1970年代のエッセンスが取り⼊れられています。ペイズリー柄のジャカードのブラウスやスカートをはじめ、フレアシルエットのジーンズやスカートなど。幾何学柄のニットのボディースーツはネオングリーンやピンクを⽤い、サイケデリックな雰囲気を感じさせます。バイカラーのフリルが特徴的なシルクブラウスは、装飾的ありながら、落ち着いたトーンで洗練されたモダンな印象に。深いVのカットが印象的なノーカラージャケットのセットアップは、鈴⽊が着⽤していたドレスのカッティングからヒントを得ています。


また「フェティコ」らしいランジェリー⾵のディテールや肌を⾒せるアイデアにも溢れています。スリップドレスをドッキングしたホルターネックのドレス、メッシュのドレスやチュールのトップスなど、透け感のあるアイテムで美しく肌を露出。そこには「⾃分⾃⾝を魅⼒的に感じられる装いは、他の誰でもなく⾃分のためにあること。美しくあろうとする意識を持つ⼈はそれだけで美しい。⾃⼰愛を持って、⾃由に装いを楽しんでほしい」というデザイナーの思いが込められています。


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