デザイナー三原康裕が手がけるMaison MIHARA YASUHIROが2024年春夏コレクションをパリで発表した。 タイトルは "LO-FI VISION"
“流行や情報を持たない、怖いもの知らずで熱狂的な若者のファッションコミュニティーが今の時代にあったとしたら”。
デザイナーが10 代の頃を思い返した今シーズンは80年代後半から90年代にかけてのローファイ(LO-FI)な記憶を探り、アシッド(Acid)を再解釈する。
「ビッグシルエット」シリーズをメインに、カラーパレットを制限して展開。さらに、色落ち加工による「ぼやけた色( D u l l c o l o r )」をアシッド( A c i d )の解釈のひとつとして捉えることで、無機質な層を強く印象付ける。Maison MIHARA YASUHIRO の得意とする吹き付けと染色を組み合わせた特殊な技術をアップデート。シグネチャーピースであるデニムやミリタリーウェアが、よりハードな演出を帯びて登場する。
シーズンコラボレーションでは転写プリントを得意とする日本のブランド「TALKING ABOUT THE ABSTRACTION(TATA)」のマガジン型クラッチバッグ、カセットテープ型ウォレットを再構築、新たにラジカセ型ショルダーバッグを発表。クラッチバッグの転写プリントには青木正一が編集長を務めた日本を代表するストリートスナップ誌『STREET(1985 年創刊1995 年1 月発行号)』と『FRUiTS(1997 年創刊号)』のバックナンバーから写真を使用している。
スニーカーは長年の構想を経た新モデル「CHARLES」を発表した。