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元櫻坂46 土生瑞穂を起用!MIKAGESHIN2026年春夏キャンペーンビジュアル公開


MIKAGESHINが2026年春夏コレクションを発表した。キャンペーンビジュアルに櫻坂46を卒業したばかりの土生瑞穂を起用。土生のモデルとしてのルック撮影は、モデル事務所所属後では今回が初となる。


コレクションテーマは"Liquefaction"


「融解」をテーマに、例えばブランドのシグネチャーとなった“錆デニムシリーズ”は、今シーズンは今までのグリーン等の鮮やかな色彩の錆表現ではなく、淡いブルーやグレーなどの繊細なカラートーンをベースとし、その上で激しく燃焼した「焦げ付き」の加工表現を加え、素材同士が燃焼し溶けあうような激しい融解する錆を表現している。


ブランドのもう一つのシグネチャーである有松絞りのトゲ加工生地も、今シーズンはグローブだけでなく、新たにトップスなどのアイテムにもあしらわれている。既出のコレクションよりも形状を大胆に大きくし、流動的で有機的で、まるでそれ自体が固有の生命体かのような力を放つ。有松絞りによる3Dの立体的な表情を起こすことで、異なる質感の境目を融解させ、本来2Dの平面的な生地の中に立体的な躍動感を宿している。また、ニット群にもそのトゲの形状を基調とした立体表現が見られ、柔らかで温かみのあるニットのイメージから脱却し、MIKAGE SHINらしい彫塑的で緊張感のあるプリーツ加工のシルエットと、絞り染めによる滲みの退廃的な表情で、ニットにも独自の緊張感を与えている。


実験的なアプローチはテーラード群にも断片的に取り入れられており、生地が溶け落ちるかのように潤んだ割繊生地のシャツや、まるで牙のようにシャープで鋭角な形状の襟など、ウールシャツやデニムシャツなど素材の垣根を超えて”融解する”ディティールが柔らかに多用されている。また、シャツのボタンにも、金属があたかも熱で歪に変形したかのようなボタンがあしらわれるなど、”質感の融解”という主題は細部にも妥協なく宿されている。


融解をテーマとした流動的な素材を用いることで、MIKAGE SHINの退廃的美意識がより先鋭化したコレクションを披露した。



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